月光浴

止まない 波は返す
静かな 吐息は宙に舞って

溢れかけた 星の雫
離さないで 歩きたい
離せば 全てが 無くなるようで

失くしていくもの、総てを抱き寄せて
君が笑うのなら 僕が拭ってあげよう
揺れた 心を 確かめるように 月は 僕たちを 照らしていた

気付けば 砂にまみれ
無邪気な 顔で追いかけた

君が呉れた 星の砂を
離さないで 歩きたい
離せば 全てが 無くなるようで

解っていた筈、君はうつろいゆくと
伝えたい事が きっと伝わらなくとも
今は 誤解を 恐れずに云うよ 僕は あなたを 愛していると

あなたが 照らした 場所で
誰にも 負けずに 咲き乱れよう

失くしていくもの、総てを抱き寄せて
君が笑うのなら 僕が拭ってあげよう
揺れた 心を 確かめるように 月は 僕たちを 照らしていた

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